ベルト式抱っこ紐の使い方について
ベルト式抱っこ紐の使い方について
昭和の時代は子どもを移動する時の手段としては圧倒的におんぶするのが主流でした。日本の伝統的子育て法とも言えるスタイルです。
しかし、平成の時代には明らかに抱っこスタイルが多くなっています。当院に来院されるママもおんぶスタイルは珍しくなってきました。
そんな多く利用されている抱っこ紐の使用法で気になることがあります。
それは、大半の方が腰や肩に負担がかかりすぎている気がします。また、下の物を取ろうとしたときに子どもが落ちてしまうのではないかと心配になることが多く見うけられます。
施術後など当院から帰るときに正しい抱っこのスタイルに調整すると、皆さんが
『あ、楽ですう~』
『軽くなりました』
と喜ばれます。それは、ベルトの長さなどちょっと調整するだけでかなり変わります。
抱っこ紐を『友達に頂いた』とか、新品でも『使い方よく分からなくて適当に使ってました』という声を聞きます。中には『昨日パパが使ってそのままでした』と言う方まで。
ポイントは自分と一体化させる事につきます。自分が正しい付け方をしているかを知らないと調整も難しいものです。
肩幅の位置や長さや身丈が合っているか、腰ベルトの位置とフィット感、子どものサポート体制はしっかりしているかなどチェック項目はあるのですが、ほどよい締め具合は体験しないと理解できないかと思われます。
重い物は何でも前かがみでかかえるより、腰骨より上の方で体にしっかり近づけかかえる方が軽く感じ、体にも負担が少ないことが理解できるかと思います。子どもの抱っこも同じです。毎日使う抱っこ紐を、いかに体に負担が少なく快適に使いこなせるかはとても重要と思います。
不明なことや不安なことがございましたらお気軽にご相談ください。