コラムcolumn
月別アーカイブ: 2015年11月
「いのち」の話
先日、小学校3年生向けに依頼され「僕たち私達の命」という話をさせていただきました。 120人程の児童が、静かに一生懸命聞いてくれたように思います。 学校側の考え方もあり、言葉の制約や、DVD鑑賞が直前に中止になり、事前の打ち合わせの必要性を感じました。 低学年には「命の成り立ち」や「分娩経過」は理解しにくい内容でしたが、どれだけ理解してもらえたか不安に思っています。 帰り際に会った子供達は無邪気にかけよって、 「先生、あのね~」 「僕が生まれたとき~」 など話しかけてくれとても嬉しかったです。 今は理解出来なくても、少し後になって「あのときこんな話を聞いたなぁ~」 と思い出して頂ければ良いかなと思っております。 とにかく奇跡の命であること、お母さんが命をかけて産んでくれたこと、女性からしか生まれないこと、自分の寿命は自分で決めない大切にすると言うことを説明したつもりでしたが、内容は多岐に亘り、欲張り過ぎだったかも知れません。 今後、助産師の発展の為にも、「命の話」の依頼があれば、続けて行かなければいけない活動であり、各年齢層に合わせ、内容の見直しが必要だと思っているところです。 少しでも、私の話が親子の話題提供になって頂ければ幸いです。 ご依頼頂きました父母会役員の皆様には、細かい所まで準備して頂き、気持ち良く話すことができました。とても貴重な経験を与えて頂きましたことに感謝申し上げます。
武蔵小金井のグリーン助産院 菅井
産後の骨盤ケア
分娩時に広がった骨盤は、にわかには元に戻りにくいです。
分娩直後に、何の支えもなく立ち上がったとき、特に経産婦さんは
「どこに力を入れたら良いか分からない。」
「何か分からないけどグラグラする感じ~」と言われることがあります。
そこで、骨盤を支えるベルトをすると、
「たったこれだけで?」と言うほど簡単に
「ぐらつかない。」
「気持ち良い。」
と言う方が多です。
特に分娩回数が多い人ほど心地よさを感じるようです。
また、分娩後の初回歩行の時には、
「前回、恥骨が痛くて分娩後、歩けなくて大変だったのに、今回は、嘘のようにこんなにすぐに痛くなく歩けるなんて、とても嬉しい。」
という人もいました。
最初は、骨盤のベルトを正しい場所へきちんと使うこと。
腰痛で悩んでいる人、尿漏れで悩んでいる人、子宮脱で悩んでいる人に、骨盤底筋群を鍛えて分娩後に多い尿漏れや子宮下垂、子宮脱などを予防・改善を促す方法をお教えいたします。
そして、普段の何気ない生活での注意事項もきちんと整えてみませんか?
骨盤は身体の要です。
骨盤のサポートと、筋トレ指導で快適生活を笑顔で過ごしましょう。
武蔵小金井のグリーン助産院 菅井
「笑顔育」のすすめ

笑顔育?(えがおいく)
聞いた事ないですよね?
笑顔でする育児をいいます。(菅井の造語)
「育児は大変です。」よく聞く言葉です。
でも、
「育児は大変だけど、楽しいです。」と聞くとホッとします。
夜も眠れない日が続くと、誰もが不安になってきます。
「いつまで、この状態が続くのかしら?」なんてね。
もののとらえ方で、苦しいことも楽しく感じられます。
いつも、心の余裕があると考え方も、広くポジティブに考えられると思います。
例えば泣いているお子さんに対して、
「又、泣いてる!」「どうして?」
「さっき飲んだばっかりでしょ!」
「もう!」
と思うのか、
「あら、どうしたの?」
「もう、お腹がすいたの?さっき飲んだばっかりなのに?」
「ハイハイ、あげましょうね。」
と心の余裕があると対応する言葉かけも少し違ってきませんか?
「また泣いた」「なんで、寝てくれないの?」
と思うあなた!
とても、とても疲れています。
母乳だけで頑張ろうと頑張り過ぎていませんか?
あるいは、育児の理想が高く、自分の理想通りに行かないことにイライラしていませんか?
赤ちゃんは、ママが不安に思っている事を感じ取って、
「ママどうしたの?」
と不安で泣いているのかも知れません。
というのも、不思議と初産婦の赤ちゃんはよく泣きます。
経産婦の赤ちゃんは静かな傾向にあるように思います。
疲れをためるのは赤ちゃんの為にもママの為にも良くありません。
ミルクを欲しいだけ飲ませ、しっかり寝るようにする事も時には大切かも知れませんね。
そして、笑顔育(笑顔でする育児)をしましょう。
(3時間もぐっすり眠れると違いますよね?)
最初は作り笑顔でもいいのです。
ママの笑顔は赤ちゃんを笑顔にしますよ。
そうすれば、良い循環が生まれ、育児も楽しくなるのではないでしょうか?
イライラの原因はどこにあるか。
イライラの元を少なくする事で笑顔にもなれるのではないでしょうか?
出産時には大泣きしている赤ちゃんを見てみんな
「元気!」と喜んだのに、
今は、泣く赤ちゃんに「なんで泣くの?」と。
泣くのは赤ちゃんのメッセージ、言葉、コミュニケーションです。
ちゃんと聞いてあげましょう。
笑顔で声がけをして対応しましょう。
笑顔育をおすすめいたします。
武蔵小金井のグリーン助産院 菅井のコラム
「コウノドリ」
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なん年かぶりに大人買いしちゃいました😅
ドラマが始まる前から気になってはいましたが。
産科は、一般におめでたい科と思われますが、日常茶飯事に、いつでも怖いことが起こりうるわけです❗(おこってます(><))
…
あのドラマ、過剰なんでしょとか、滅多にないことでしょとか言う人もいますが、
現場にいると、かなりアルアルです(>_<)
なので、毎日母子ともに元気だと、ホット胸をなでおろします。
元気な人も簡単に死んじゃうこともおかしくない、といういつも危険と隣り合わせの産科。
病院の先生も最近、病室の廊下にでかでかとコウノドリのポスターを張っていて、その存在感にこれまたビックリですが。
先生も、その産科の大変さをアピールしたいのかな。
一ついいなと思うことは、
なかなか一般の人には理解されない現状が常におこっているということや、産科のいろんな大変さ、私達スタッフも命を懸けて頑張ってやっているんだと言うのが、もう少し具体的に伝わるかなとおもって、こういうドラマをやってくれることはいいなと思いました❗
まだ忙しくてパラパラ飛ばし読みですが、年末にでもいっきに読もうと思います(^^)
武蔵小金井のグリーン助産院 助産師・保健師 平田かおり